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![]() SEGA体感ゲーム第8弾 GALAXY FORCE の発売10周年となる1998年の1月、SEGA AGES シリーズのひとつとして GALAXY FORCE II の移植が決定した。( II は I のマイナーバージョンアップ版で、各ゲーセンの I は次第に II へと切り替えられた。アフターバーナーみたいなもんである。)これは、このGALAXY FORCE IIをめぐる葛藤と絶望と、そして一筋の光を記した独り言である。10年前に開始された、遥か遠いジュノスの地をめぐる闘いは、まだ終わってはいないのだ。 |
26インチというキングサイズのモニタを抱いた巨大な筐体(上写真のスーパーデラックス版は350万と聞く)と、ぐりんぐりん回る仕様で、プレイする人々の恥ずかしさを頂点まで引き上げることに成功したAC(アーケード)版ギャラクシーフォース。そのバカでかいボディは、ゲーム部分のマイナーバージョンアップののちギャラクシーフォースIIとして、以後10年間、我々の心に居座ることになった。オレがこのゲームにこだわる理由のひとつに、オレですら信じ難い事実がある。それは、高1のとき、生まれて初めてゲーセンでプレイした作品がコレだということ。高校進学で小遣いがアップしていたため、とくに金がない訳でもなかったが、なぜかゲーセンでのゲームプレイを躊躇していたオレ。\100突っ込めるようなゲームがほかに見つけられなかったせいだ。山形という不利な地理的環境ではあったが、アウトランもスペハリもアフターバーナーも置いてあるSEGA直営店だから、モノが無かったというオチでもない。オレはマジでやりたいゲームなんて無かった。
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ふとゲーセンに入ると、ぐるぐる回っていた。同じ学校の3年生だった。彼の眼差しは真剣で、ギャラリっていたオレに、メガリオン(人工惑星)、アシュタル(火山惑星)、マルクランド(森林惑星)の美しい景色を堪能させてくれた。スーパープレイではなかったけれど、そのときのTRY-Z(GALAXY
FORCE部隊の主力戦闘機である)はとても勇ましかったし、基地からの発進や、それが描く軌跡は華麗で凄くカッコ良かった。そして同時に、オレの耳には聞き覚えがあるような、ないような、幻想的で神秘的なサウンドが聞こえていた。
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そう、オレが初めてギャラクシーフォースIIを見る前に、すでにサントラで曲だけは聴いていたのだ。友達がプレイするアウトランを後ろから眺めるだけのオレだったが、アウトランの音楽だけは一人占めしたかったから、アウトランのアレンジ曲が入ったCD(つまり下で紹介するギャラフォのCD)をレンタル屋でチェックしていたらしい。でも、音だけ聴いたそのときは何も感じ取ることはできなかった。ギャラフォの曲ってのは、あの美しいジュノスの星々と、孤独に耐えながら勝利を信じて ただ闘い続けるTRY-Zを目にして、初めて理解できるものなんだ。そう思った。ゲームミュージックは、常にゲームと共にあるべきものなのだと理解したのも、このときだったかも知れない。数日後セル用CDを手に入れたオレは、なにも考えずに、ただ銀河を漂っていた。
「GALAXY FORCE - G.S.M. SEGA1- / S.S.T.BAND」 |
ギャラクシーフォース テレホンカード(右写真) |
ギャラクシーフォースII CD-ROM |
初めてギャラクシーフォースIIの筐体を目にしたオレは、前の奴がプレイし終わると、ほんの少しだけ躊躇してから、しかし乗り込んだ。第四帝国の戦力は非常に手強く、早々にアシュタル(火山惑星)で息途絶えてしまったが、このときの満足感と爽快感は、今でも覚えている。浮遊建造物の間を掻い潜る瞬間、速度調節を誤り壁へ激突した瞬間、すべてが新鮮だった。ポリゴンでこそなかったけれど、そこからは確かに空間を感じ取れたし、今でもこの作品を否定する奴はお目にかかったことがない。オレの中のギャラクシーフォースIIは、それくらいの大きさを持っていた。でも、そいつはすぐにゲーセンから消えてしまった。あまりにも早い別れだった。まだ自力でマルクランドを拝んだ事すらなかったのに…だ。早すぎる別離は、その軌跡を追うオレに対して様々な苦い経験を与えることになった。
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