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SEGA SATURN インデックスへ戻る

〜 第1部 〜
オレ達は なぜ
ジュノス恒星系に想いを馳せるのか

1998.1.31

SEGA フリークス・ザ・カード 57
AC版 人工惑星メガリオン 浮遊建造物

 SEGA体感ゲーム第8弾 GALAXY FORCE の発売10周年となる1998年の1月、SEGA AGES シリーズのひとつとして GALAXY FORCE II の移植が決定した。( II は I のマイナーバージョンアップ版で、各ゲーセンの I は次第に II へと切り替えられた。アフターバーナーみたいなもんである。)これは、このGALAXY FORCE IIをめぐる葛藤と絶望と、そして一筋の光を記した独り言である。10年前に開始された、遥か遠いジュノスの地をめぐる闘いは、まだ終わってはいないのだ。

やりたいゲームなんて無かった

AC版 マルクランド 巨大植物  26インチというキングサイズのモニタを抱いた巨大な筐体(上写真のスーパーデラックス版は350万と聞く)と、ぐりんぐりん回る仕様で、プレイする人々の恥ずかしさを頂点まで引き上げることに成功したAC(アーケード)版ギャラクシーフォース。そのバカでかいボディは、ゲーム部分のマイナーバージョンアップののちギャラクシーフォースIIとして、以後10年間、我々の心に居座ることになった。オレがこのゲームにこだわる理由のひとつに、オレですら信じ難い事実がある。それは、高1のとき、生まれて初めてゲーセンでプレイした作品がコレだということ。高校進学で小遣いがアップしていたため、とくに金がない訳でもなかったが、なぜかゲーセンでのゲームプレイを躊躇していたオレ。\100突っ込めるようなゲームがほかに見つけられなかったせいだ。山形という不利な地理的環境ではあったが、アウトランもスペハリもアフターバーナーも置いてあるSEGA直営店だから、モノが無かったというオチでもない。オレはマジでやりたいゲームなんて無かった。

サウンドが聞こえていた

AC版 メガリオンへ向けて発進  ふとゲーセンに入ると、ぐるぐる回っていた。同じ学校の3年生だった。彼の眼差しは真剣で、ギャラリっていたオレに、メガリオン(人工惑星)、アシュタル(火山惑星)、マルクランド(森林惑星)の美しい景色を堪能させてくれた。スーパープレイではなかったけれど、そのときのTRY-Z(GALAXY FORCE部隊の主力戦闘機である)はとても勇ましかったし、基地からの発進や、それが描く軌跡は華麗で凄くカッコ良かった。そして同時に、オレの耳には聞き覚えがあるような、ないような、幻想的で神秘的なサウンドが聞こえていた。

BEYOND THE GALAXY

 そう、オレが初めてギャラクシーフォースIIを見る前に、すでにサントラで曲だけは聴いていたのだ。友達がプレイするアウトランを後ろから眺めるだけのオレだったが、アウトランの音楽だけは一人占めしたかったから、アウトランのアレンジ曲が入ったCD(つまり下で紹介するギャラフォのCD)をレンタル屋でチェックしていたらしい。でも、音だけ聴いたそのときは何も感じ取ることはできなかった。ギャラフォの曲ってのは、あの美しいジュノスの星々と、孤独に耐えながら勝利を信じて ただ闘い続けるTRY-Zを目にして、初めて理解できるものなんだ。そう思った。ゲームミュージックは、常にゲームと共にあるべきものなのだと理解したのも、このときだったかも知れない。数日後セル用CDを手に入れたオレは、なにも考えずに、ただ銀河を漂っていた。


●関連CD・特典紹介
G.S.M. SEGA1 ジャケット
PONY CANYON D28B0002(左写真)
「GALAXY FORCE - G.S.M. SEGA1- / S.S.T.BAND」

 ギャラクシーフォース、獣王記、サンダーブレードのAC版オリジナル曲と、ギャラクシーフォース、アウトラン、スペハリ、アフターバーナーのアレンジバージョンが数曲収録されている。サンダーブレードの激マブなベースをも聴ける貴重な1枚であり、オレの中では人生ベスト1のCDだが、現在絶版のため予備が欲しくても手に入らない。ゲームミュージックCDの中では、プレミア品の部類に属される。ていうか、これ以前に出たSEGAのゲーム音楽CDは全部プレミア物。余談だが、これはサイトロンレーベルの第2弾。もう発売から10年も経ってしまった。そして何故かオレは今(98年1月)サイトロン社員だ。

G.S.M. SEGA1 プレゼント用テレカ
500名様プレゼント
ギャラクシーフォース テレホンカード(右写真)

 このCDについている応募券を、LD「SEGA体感SPECIAL」に入っている専用応募ハガキに貼って送ると抽選で当たるテレカである。ちなみに、これは応募券を送ったわけではなく、サイトロン社員の某氏の配慮で偶然いただいた1枚。

FM-TOWNS版CD-ROM
FM-TOWNS版(MARTY版)
ギャラクシーフォースII CD-ROM

 TOWNS及びMARTYで動作するゲームソフトだが、収録されているアレンジ版音楽はスゴ過ぎて鼻血モノ。『ALONE FIGHTER』のアレンジは鳥肌必至である。ギャラクシーフォースの音楽が好きなら、このTOWNS版もぜってー聴くべき。ちなみに、ゲームの移植作業はCRIだが、音楽部分は外注。TOWNS版のターボアウトランやアフターバーナーのアレンジ曲を担当した会社と同じ所らしい。


あまりにも早い別れだった

AC版 火山惑星アシュタル プロミネンス  初めてギャラクシーフォースIIの筐体を目にしたオレは、前の奴がプレイし終わると、ほんの少しだけ躊躇してから、しかし乗り込んだ。第四帝国の戦力は非常に手強く、早々にアシュタル(火山惑星)で息途絶えてしまったが、このときの満足感と爽快感は、今でも覚えている。浮遊建造物の間を掻い潜る瞬間、速度調節を誤り壁へ激突した瞬間、すべてが新鮮だった。ポリゴンでこそなかったけれど、そこからは確かに空間を感じ取れたし、今でもこの作品を否定する奴はお目にかかったことがない。オレの中のギャラクシーフォースIIは、それくらいの大きさを持っていた。でも、そいつはすぐにゲーセンから消えてしまった。あまりにも早い別れだった。まだ自力でマルクランドを拝んだ事すらなかったのに…だ。早すぎる別離は、その軌跡を追うオレに対して様々な苦い経験を与えることになった。

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